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> オルガン・ジャズあれこれ(追悼・ジミー・スミス)
■ シャーリー・スコット 『ザ・シャーリー・スコット・トリオ』
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繊細なサウンドの女性オルガニスト、シャーリー・スコットも02年に他界してしまった。先にオルガニストは、フット・ペダルよりも左手でベースを弾くと書いたが、シャーリーの場合は、ベースをフット・ペダルで弾き、左手はバッキングコード、右手はメロディという奏法で演奏していて、バンドに別にベース・プレーヤーも在籍している。60年作の本作では名手のジョージ・タッカーとジョージ・デュヴィヴィエが担当、アーサー・エッジヒル(Dr)も忠実なサポートをしている。イージーリスニングともいえそうな、ムーディーなサウンドで、モダン・ジャズ・アルバムとしても上品で優雅なサウンドだ。
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■ シャーリー・スコット&ソウル・サックスイズ 『シャーリー・スコット&ソウル・サックスイズ』
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シャーリー・スコットをクールなオルガニストと思っているなら、アトランティックから69年にリリースされた本作は、そのイメージを180度変えてしまうほどの、ファンクネスな仕上がりだ。キング・カーティス(ts)、ハンク・クロフォード(as)、デビッド・ニューマン(ts)というサックス・プレーヤーをフィーチャーしつつ、エリック・ゲイル(Gt)、リチャード・ティー(Pf)、チャック・レイニー(Bs)、ジェリー・ジェモット(Bs)、バーナード・パーディー(Dr)といった、のちのスタッフやキング・ピンズのメンバーなどによるリズム・セクションでのファンキーな演奏は、同時代のアレサ・フランクリンやキング・カーティスのアルバムとなんら変わりない。
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■ ビッグ・ジョン・パットン 『レッテム・ロール』
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プレイヤーとしてはジミー・スミスやリチャード・グルーヴ・ホルムスらと比べて一枚も二枚も劣るビッグ・ジョン・パットンだが、コンポーザー、アレンジャーとしての才能により、今ではクラブ世代からは、前述の名手らと同等の格で語られている。65年作の本作も、グラント・グリーン(Gt)やボビー・ハッチャーソン(Vib)という名手を迎えて、練りこまれたビッグ・ジョンのアレンジと楽曲により、とても洗練されたアルバムに仕上がっている。
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■ ジャック・マクダフ 『NATURAL THING』
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50年代から活動を始め、ローランド・カークやソニー・スティットら、60年代にプレスティッジで活躍(ジョージ・ベンソンは彼のバンドに在籍し名前をあげたことでも有名)、そのファンク魂のかたまりのようなジャック・マクダフも01年に他界してしまった。本作はブーガルー全盛時代の68年にリリースされ、ブーガルー色の強い、ジャックのアルバムの中でも異色作。もちろんジャックのオルガンはいつもどおりはじけている。名手フィル・アップチャーチ(Gt)の好サポートが光る。
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■ ジミー・マクグリフ&リチャード・グルーヴ・ホルムズ 『ジャイアンツ・オブ・オルガン・イン・コンサート』
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こてこてのオルガニスト2人ががっぷり四つに組んだ73年のライヴ・アルバム(スタジオ盤として『ジャイアンツ・オブ・オルガン・カム・トゥギャザー』がある)。50年代から活躍、62年には「アイブ・ガット・ア・ウーマン」が全米チャート5位になってから、R&Bのフィールドでも活躍、70年代はハンク・クロフォードと双頭バンドも結成しているジミー・マクグリフと、同じく50年代から活躍、ジョー・パスやベン・ウエブスターなどに参加、65年には「ミスティ」をヒットさせ、プレステッジを中心に多くのリーダー・アルバムをリリースしているリチャード・グルーヴ・ホルムズの、濃い2人のオルガニストによるポールズモールでの双頭ライブ。ドネル・リーヴィ(Gt)、マーク・エルフ(Gt)、リオン・クック(Gt)という3人のギターに、マイク・モスがドラムを担当し、メンバーの資質そのままの黒さたっぷりの演奏を披露。ほとんどがブルースっぽいアドリブを活かしたナンバーで、壮絶なグルーヴと濃厚なスウィングが味わえる。リチャードは91年に他界してしまったが、ジミーは今も現役で活躍中。
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■ リューベン・ウィルソン 『GOT TO GET YOUR OWN』
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60年代に、ジミー・スミスやジョン・パットンらとブルーノートを支えたオルガニスト。ブルーノート後はカデット、ブルース・マーチャントでソウル色の強いアルバムをリリースした。本作は75年のカデットでのアルバムで、リチャード・ティー(Key)、ウイルバー・バスコム(Bs)、ゴードン・エドワーズ(Bs)、バーナード・パーディー(Dr)といった後のスタッフ勢を中心にソウルフルなメンバーが参加、ハッピーでソウルフルでカラフルな作品。
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