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> オルガン・ジャズあれこれ(追悼・ジミー・スミス)
ジャズ・オルガン奏者、ジミー・スミスが2月8日に米・アリゾナ州の自宅で享年79歳で他界しました。1925年12月8日ペンシルバニア生まれで、当初はジャズ・ピアニストとしてキャリアをスタートしました。別名B-3と呼ばれる初期のハモンド・オルガンを広く一般に普及させ、ジャズ・オルガン・プレーヤーの先駆として50年代、60年代のジャズ界で活躍していました。ビ・バップからR&B、ブルース、ソウル・ジャズと幅広い活躍をして、足で操作するフット・ペダルと左右の手でベースとバッキングとリードをこなす鍵盤演奏はファンキーの代名詞的な存在といえましょう。左手で弾いたベースラインに合わせて、フット・ペダルをスッタカートで踏んでアクセントを付けてウッド・ベースのようなアタックのついたサウンドを出します。
今回はジミー・スミスの追悼企画でジャズ・オルガンを取り上げてみます。ジャズ・オルガニストは近年多くのアーティストが他界してしまい、今回紹介したアーティストで現在も存命なのはリューベン・ウイルソンとジミー・マクグリフだけになってしまいました。この機会にジャズ・オルガンの醍醐味を味わってみてください。
■ ジミー・スミス 『クレイジー・ベイビー』
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クウェンティン・ウォーレン(g)、ドナルド・ベイリー(ds)を伴ったブルーノート期のジミー・スミスのレギュラー・トリオによる60年録音作。ブルーノート期はモダン・ジャズっぽい作品が多いが、このアルバムはいつも以上に黒く荒々しくソウルフル。映画「ダイ・ハード3」にも使用された「ジョニーが凱旋する時」はジミー屈指の名演。ブルーを基調にしたジャケットも印象的。
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■ ジミー・スミス 『ヴァージニア・ウルフなんかこわくない』
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原題は『Who's Afraid of Virginia Woolf?』で、エドワード・アルビーの芝居からとられている。本作は64年のオリヴァー・ネルソン・オーケストラとの共演企画。翌年にはオリヴァーからラロ・シフリンにパートナーをチェンジして名盤『ザ・キャット』を生む。ケニー・バレル(Gt)とジミーのソロが躍動的なタイトル曲ほか、ミュージカル「オン・ユア・トゥズ」の『10番街の殺人』、「世界女族物語」の『世界女族物語のテーマ』など芝居や映画音楽をジミー流にプレイ、隠れた名盤。
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■ ジミー・スミス 『オルガン・グラインダー・スウィング』
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ジミー・スミスが65年にヴァーヴに残した名作。ケニー・バレル(Gt)と、グラディ・テイト(Dr)が見事にバック・アップ。シンプルなコード進行のタイトル曲はシンプルにまとめられており、ケニーの美しいソロに対してジミーのブルーノートを活かしたブルージーなソロとの対比がユニーク。70年代ほど黒くはないが、ファンクネスとジャジーな面が上手く融合したジミーの代表作のひとつ。
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■ ジミー・スミス&ウェス・モンゴメリー 『ダイナミック・デュオ』
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ジミー・スミスとウェス・モンゴメリーの66年の双頭アルバム。ジミーのスウィング感と、ウェス・モンゴメリーの華麗なソロが相まみえて、タイトル通りダイナミックな内容。オリヴァー・ネルソン・オーケストラのバック・アップも素晴らしく、パワフルなスウィング感が味わえる名盤。ウェスとの続編『新たなる冒険』も、ウェスの人気曲「ロード・ソング」の原曲である「O.G.D.」などが収録されていて良い。
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■ ジミー・スミス 『ルート・ダウン』
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ヴァーヴ時代でも最高にファンキーなアルバム。アーサー・アダムス(Gt)、ウィルトン・フェルダー(Bs)、ポール・ハンフリー(Dr)など西海岸の俊英ミュージシャンを従え、黒っぽさ満点にファンクネスに盛り上がる72年の熱いセッション。「サッグ・シューティン・ヒズ・アロウ」や「ルート・ダウン」「スロウ・ダウン・サッグ」など、『アルガタ』時代のマイルス・グループを彷彿させるほどにソウルフルでインパクトが強い演奏だ。
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