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ランティエ。2006年2月号 ランティエ。2006年3月号
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アコースティック・ギター弾き語り名人(追悼・高田渡) 高田渡オフィシャルHP
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■ ヒガシノリュウイチロウ 『ボッサ・ゼロ・クアトロ』
ボッサ・ゼロ・クアトロ
 日本人のボサノヴァ・アルバムからも最近リリースされたものから1枚紹介。ライターとしても活躍中のボサノヴァ・ギタリスト&ヴォーカリストのヒガシノリュウイチロウのセカンド・ミニ・アルバム。ほとんど弾き語りというサウンド・プロダクションで「おいしい水」「サマーサンバ」など誰もが知っているボッサ・スタンダードを披露。ジョアンの『声とギター』にも似た静謐な趣きすら感じる。

■ ジョン・ミラー 『ガーシュインでスウィング!』
ガーシュインでスウィング!
 ブルーグラスのグループ、カントリー・クッキングのベーシストだったジョン・ミラーは、ソロに転向後は独特のフィンガー・ピッキングを活かした、弾き語りスタイルで多くの名盤を残している。本作はガーシュウィン・カヴァー集で、粋でいなせな雰囲気はジャンルは違えど、ジョアン・ジルベルトに通ずるものがある。「アイ・ゴッド・ザ・リズム」「ライザ」の心地よさは格別。

■ ドック・ワトソン 『サウスバウンド』
サウスバウンド
 カントリー・ギタリスト、ドック・ワトソンのサード・アルバムで彼の最高傑作に推する人も多い傑作アルバム。60年代に脚光を浴び、フィドルのフレーズを応用したフィンガー・ピッキングで一躍神格化された。歌も味わいがあるが、なんといっても彼のギター・テクニックを味わえるインストがすばらしい。すばやいパッセージと端正なリズムは、彼のスキルの高さを感じられ、今号で特集しているブルーグラスにも通ずる。

■ ジョセフ・スペンス 『THE COMPLETE FOLKWAYS RECORDINGS 1958』
THE COMPLETE FOLKWAYS RECORDINGS 1958
 ライ・クーダーが「Great Dream Of Heaven」をはじめ、多くの曲をカヴァーしていることでもしられるバハマのギタリスト。このアルバムからも「Face To Face That I Shall Know Him」などをカヴァーしている(正確にはトラディショナルをジョセフがアレンジ)。6弦を一音下げたドロップ・Dチューニングで、べースをオープンで鳴らしつつ高音部を歌うように弾いていくゆったりとしたギター・スタイルと、独特のヴォーカルが、のんびりとした南国を感じさせてくれる。

■ ミシシッピー・ジョン・ハート 『フォーク・ソングス&ブルース』
フォーク・ソングス&ブルース
 フォークをベースに、カントリー、ブルース、ラグタイムなど、オリジナリティたっぷりのギターとヴォーカルを包括したブルース・マン、ミシシッピー・ジョン・ハート。60年代のフォーク・リバイバルで、再び注目され、死の3年前の63年に復活後初めて吹き込んだアルバム。ソフトな口調の独特なヴォーカルとフィンガー・ピッキングの名手としての醍醐味が味わえるアルバムで、高田渡も多大な影響を受けた。

■ ジョ・アン・ケリー 『ブラック・ラット・スウィング』
ブラック・ラット・スウィング
 イギリスを代表するというより、世界を代表する女性ブルース・ギタリスト&ヴォーカリストのジョ・アン・ケリー。インテリジェンスなルックスからは想像出来ないほどの、男まさりの黒いヴォーカルとアコースティック・ギターでの弾き語りは本物を感じさせる。70年代からエレキを持ち、バンド・サウンドに変化して活動を続けるが、88年に脳腫瘍で他界。本作は64年から88年に至る作品を網羅して、彼女の足跡をたどれる好コンピレーション。

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