>> ガモウユウイチ プロフィール

Infomation
「vous allez bien?」はフリーペーパーとして、主に以下のお店、 またはガモウユウイチのライブ時に配布しています。
○御徒町ドゥービーズ

本誌では、ウェブ以外の写真も豊富に掲載しています。
★最近の執筆雑誌★
「ランティエ。」(角川春樹事務所・刊)に「よみがえる名盤アワー」を連載
ランティエ。2006年2月号 ランティエ。2006年3月号
ライブ情報 ガモウユウイチのライブ情報は、こちらで掲載しています。

Home  > Special  > アコースティック・ギター弾き語り名人(追悼・高田渡)

special

アコースティック・ギター弾き語り名人(追悼・高田渡) 高田渡オフィシャルHP

 日本を代表する弾き語り名人、高田渡が4月16日に、心不全のため56歳で亡くなりました。60年代末からURCで、関西フォークの中心的存在として活躍、昨年はドキュメンタリー映画「タカダワタル的」が公開され、再評価著しかっただけに残念です。彼と同時期にデビューしたフォーク歌手がしだいに、ロック化していくのに対して、ロックとは無縁のアコースティックなサウンドで、マイペースに活動していきました。今回は彼とその他のジャンルの、素敵なアコースティック・ギター弾き語り名人を紹介します。

■ 高田渡 『五つの赤い風船』
五つの赤い風船
 高田渡のデビュー・アルバムは五つの赤い風船とのカップリング・アルバムでA面を高田が、B面を五つの赤い風船と振り分けてある。高田はスタジオ・ライヴで、遺作となった『タカダワタル的』とほとんど変わることのない朴訥とした歌い口調はすでに完成されている。なお本作はURCレコードの記念すべき1枚目で、URCレコードの音源は現在はエイベックスが丁寧に復刻している。

■ 高田渡 『ファースト・アルバム・ごあいさつ』
ファースト・アルバム・ごあいさつ
 いわゆるいまでいうインディーズのURCからメジャーのキングに移籍しての初アルバム。『ファースト・アルバム』と記されているが、『汽車が田舎を通るそのとき』に続くサード・アルバムにあたる。山之内獏など高田の好きな現代詩に彼が曲をつけ、プロデュースを早川義夫、「自転車に乗って」など4曲でははっぴいえんどを起用するなど、弾き語りだけにとどまらないカラフルさにあふれた作品になっている。

■ 高田渡 『タカダワタル的』
タカダワタル的
 1970年の中津川フォークジャンボリーでの秘蔵ライブ映像で幕を開ける、高田渡のドキュメンタリー映画「タカダワタル的」のサウンド・トラック。下北沢ザ・スズナリ、京都拾得などのライヴを収録、高田の音楽ライフを凝縮した究極のベスト・アルバム。 山之内獏など高田の好きな現代詩に彼が曲をつけ、プロデュースを早川義夫、「自転車に乗って」など4曲でははっぴいえんどを起用するなど、弾き語りだけにとどまらないカラフルさにあふれた作品になっている。ラグタイム、ジャズ、カントリーなどルーツ・ミュージックの香りがひしひしと伝わってきて、普遍的なフォークに留まらない魅力がある。なお凱旋上演記念盤として入りパッケージで限定発売され発売される予定だった本CDの豪華版は、高田の急死により追悼盤として発売された。

■ なぎらけんいち 『葛飾にバッタを見た』
葛飾にバッタを見た
 もうひとり日本の弾き語り名人のフォークシンガーを紹介。現在も吉祥寺を中心にライヴ活動を続けるなぎらけんいちは、アメリカン・フォークとルーツ・ミュージックをベースにした曲つくりで、いわゆるパブリック・イメージからは程遠い饒舌なサウンドを堪能できる。中川イサトを全面に迎えた本作は、カントリー、ラグタイム、ノベルティー・ソングなど、彼の好きなニッティー・グリッティー・ダート・バンドの影響を受けて豊饒なアルバムに仕上がっている。

■ ジョアン・ジルベルト 『声とギター』
声とギター
 ジョアンのアルバムはどのアルバムも駄作無しなのでどのアルバムを紹介してもよいのだが、今回は弾き語り特集なので、彼のギターと歌だけで構成された本作を。カエターノ・ヴェローゾのプロデュースによる本作は、ジョアンの完全なソロ・パフォーマンスによる内容で、あたかも近くで彼が歌っているようなサウンド・プロダクションに仕上げている。究極のボサノヴァというのにふさわしく、ジョアンのギターとヴォーカルはいうなれば、オンリー・ワンの魅力にあふれている。

■ カエターノ・ヴェローゾ 『カエターノ・ヴェローゾ』
カエターノ・ヴェローゾ
 カエターノ・ヴェローゾにかぎらずブラジルのアーティストは自分の名前を冠したアルバムを何枚もリリースすることが多いのでややこしいが、本作は86年作の弾き語りアルバム。ジョビン、コール・ポーターなどカヴァーの中でも、サンバ・カソンの古典から始まってマイケル・ジャクソン、ビートルズと歌い継がれるメドレー「Nega Maluca〜Billie Jean〜Eleanor Rigby」は白眉の出来。格調の高さと成熟さがひしひしと伝わってくる名盤。

  1 | 2 次のページへ >>