Home > Special > ブルーグラス入門・安部恭治インタビュー
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安部恭治プロフィール |
アコースティック・スウィングやグッド・タイム・ミュージックの人気とともに最近若者の間でも注目を浴びているブルーグラス。ただ、その膨大なアーティストに、どこから聴いていけばいいのか初心者は難しく、なかなかとっつきにくい場合も多いようです。今回はブルーグラス界で活躍のプロ・マンドリン・プレーヤーの安部恭治氏を迎えて、対談形式で初心者向きのアルバムを紹介します。
※あくまで筆者と安部氏の気軽に行った会話を起こしたものなので、アーティストの呼び名など統一してない部分などもあります。ご了承下さい。
※フリーぺーパー「vous allez bien? vol.8」でも特集していますので参照してください。前号に掲載したアルバムははずしてあります。
| ●ブルーグラスに興味を持っている人が最近多いようですが、そもそもブルーグラスの定義はあるんですか? |
| 「構成的にはギター、マンドリン、バンジョー、ベース、あとはフィドル(ヴァイオリン)やドブロ・ギターなんかが入っているストリングス・バンドと思ってもらえば解りやすいと思います。もともとブルーグラスを作ったのが、ビル・モンローですが、この編成になる前はアコーディオンがいたりと、いろいろな時期があったんですが、このメンバー編成になってから売れて、彼のバンド名(ビル・モンロー&ブルーグラス・ボーイズ)からとって、そのフォロワーがでてきて、そういうバンドスタイルをブルーグラスと呼ぶようになったんです。」 |
| ●ビル・モンロー以外には、どんなアーティストがいるんですか? |
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「バンジョー・プレーヤーのアール・スクラッグスやギター&ヴォーカルのレスター・フラットが創世記の大スターですね。この2人が組んだフラット&スクラッグスっていうのがあって、このへんがビル・モンローとの双璧ですね。あとはバンジョーのラルフ・スタンレーや、新しいところではカントリー・ジェントルマンとか、ジム&ジェシーとか。70年に入っては、デヴィッド・グリスマン(Ma)、サム・ブッシュ(Ma)、ベラ・フレッグ(Banjo)、トニー・ライス(Gt)、クラレンス・ホワイト(Gt.)などのアーティストが出てきました。 |
![]() クラレンス・ホワイト 『CLARENCE WHITE & KENTUCKY COLONELS』 |
| ●ブルーグラスでは、マンドリンは花形楽器ですが、中でも知名度の高いデヴィッド・グリスマンなんか入門編にはよさそうですね。 |
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「やっぱマンドリンやっている人ではグリスマンやサム・ブッシュを好きな人は多いですね。グリスマンは、もともとはレッド・アレンとケンタッキアンズやアース・オペラ、イーヴン・ダズン・ジャグ・バンド(マリア・マルダーが在籍)なんかで活動していたんですが、自分のバンドのファースト『デヴィッド・グリスマン・クインテット』は、当時としては衝撃だったみたいです。彼がやっているブルーグラスはドーグ・ミュージックといって、ブルーグラスにジプシーやスウィングの要素を取り入れた、彼独自の新しいブルーグラスです。グリスマンのバンドの音楽=ドーグと思ってもらえればわかりやすいと思います。ちなみにドーグという名前はグレイトフル・デッドのジェリー・ガルシアがつけたそうです。実はガルシアはビル・モンローのバンドのオーディションも受けたことがあるらしくて、それで落ちて、自分のバンドを作ったという話もあります。そこで受かっていたらグレイトフル・デッドもなかったかもしれない(笑)。 |
![]() デヴィッド・グリスマン 『デヴィッド・グリスマン・ クインテット』 |
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安部恭治(あべ・やすはる) |
| 75年神奈川県出身。プロ・マンドリン・プレイヤーとしてブルーグラスを中心に多くのバンドに参加。またギタリストとしても活躍中。現在の主な参に、原さとしとBanjo Club、 Tokyo Mud Steppers、eiko plus、Mrs.Yawn & The Sleepy Boys、Birdie Num-num、Cebolaがある。また作曲家としても活躍で、最近では、阪本順治監督 映画『この世の外へ クラブ進駐軍』(主演・オダギリジョー)劇中曲「Little Steamships Rag」の作曲を担当。 |

